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だいじょうぶだよ、ママ CHRONICLES #493 [ボブ・ディラン『クロニクルズ』]

千本浜 2007年12月15日

ディランが「三文オペラ」やロバート・ジョンソンのことを書いているのは、なぜ歌を作るようになったかという説明の続きです。

 →Chapter 5: River of Ice

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In a few years' time, I'd write and sing songs like "It's Alright Ma (I'm Only Bleeding)," "Mr. Tambourine Man," "Lonesome Death of Hattie Carroll," "Who Killed Davey Moore," "Only a Pawn in Their Game," "A Hard Rain's A-Gonna Fall" and some others like that. If I hadn't gone to the Theatre de Lys and heard the ballad "Pirate Jenny," it might not have dawned on me to write them, that songs like these could be written.

僕は数年の間に"It's Alright Ma (I'm Only Bleeding)," "Mr. Tambourine Man," "Lonesome Death of Hattie Carroll," "Who Killed Davey Moore," "Only a Pawn in Their Game," "A Hard Rain's A-Gonna Fall"といったような歌を作るようになる。もしもテアトル・ドゥ・リースに行って「海賊ジェニー」を聴かなかったら、僕がそんな歌を書こうという気にはならなかっただろう。そんな歌を書けるという気にはならなかっただろう。
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さて、数曲の歌が並んでいるのですが、どんな共通点があるのでしょうか。
ディランのマニアならすらすらと説明できるのでしょうが、ぱっと見て私にはわかりません。

曲作りというより、歌詞の内容、歌の世界の問題なんでしょう。
私はディランの「廃墟の街(Desolation Row)」や「衛兵の交替(Changing of the Guards)」といった曲が好きです。
象徴的な、何を言ってるのかしらという歌詞ですね。
そういう歌と比べると、ここに挙げられた歌は、ずっと具体的なものや物語を歌っているように見えます。

演劇的……。
ホントかなあ。
1曲ずつ見ていきましょうか。

 →bobdylan.com: It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)

  Darkness at the break of noon
  Shadows even the silver spoon
  The handmade blade, the child's balloon
  Eclipses both the sun and moon
  To understand you know too soon
  There is no sense in trying.

  昼になったばかりだというのに闇が覆いつくし
  豊かな富に恵まれていてもそこには翳りが
  手製のナイフ、子供の風船が
  太陽も月も覆い隠す
  理解しようとする前にすぐにわかってしまう
  やってみようとしたって意味ないことさ
  
   中川五郎訳
  「だいじょうぶだよ、ママ(ぼくはぶつぶつ言っているだけ)」

わはは、十分に象徴的、何を言っているのかしら、ですな。
まさに「Dylan is Dylan」です。

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