いのちの食べかた [書籍と雑誌] [編集]
ミラーの幻泉館日録@So-netに楽天外リンク先のマエさんがコメントを付けてくださった。
森達也さんの『いのちの食べかた』がとても良いそうだ。
気になっていた本なので、他の森さんの本と一緒に注文した。
『いのちの食べかた』は、理論社の「よりみちパン!セ」というシリーズ。
「中学生以上のすべての人の よりみちパン!セ 寄り道は、キミがハッピーに生きるための近道」と帯にある。
なんだか懐かしいなあ。
漢字に力一杯ルビが付いているのも、懐かしい。
でも、この本は、実は中身がとても濃いのだ。
森さんが直接「いのちの食べかた」を考えるきっかけになったのは、「屠殺」だろう。
我々は毎日牛や豚を殺して食べているのだが、その現場がテレビで流れることはない。
魚を捌く映像は珍しくもないが、牛や豚の解体現場をテレビで見ることはほとんどないだろう。
日本での肉食の歴史。
日本人の「穢れ」や「不浄」の意識。
こんなことをを堂々と語っている本には、なかなかお目にかかれないものだ。
ここから一気に戦争責任の話にまで突き進んでいる。
森達也さんの力作だと思う。
孫引きだが、この本に引用してあった伊丹万作さんの言葉。
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つまりだますものだけでは戦争は起こらない。だますものとだまされるものがそろわなければ戦争は起こらないということになると、戦争の責任もまた(たとえ軽重の差はあるにしても)当然両方にあるものと考えるほかはないのである。
そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものにあるのではなく、あんなにも雑作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、家畜的な盲従に自己をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。
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時々こういうものを読んで背筋を伸ばさないといかんな。
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理論社の「よりみちパン!セ」シリーズの中の1冊、 森達也さんの「いのちの食べかた」。 いのちの食べかた作者: 森 達也出版社/メーカー: 理論社発売日: 2004/12メディア: 単行本 「よりみちパン!セ」シリーズは、中学生でも読めるようにと、 優しい装丁、優しいフォ…[続く]
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初めまして。mokekekです。
プロフィールの写真はご自身ですか?
(と言っても、全くお顔が分かりませんね(^o^)/)
私も近々この本でブログに記事を書こうと思っています!
小学校高学年から中学生でも読める平易な文章ながら、
とても大切なことが詰まった本だと思います。
by mokekek (2005-11-21 17:09)
mokekekさん、こんばんは♪
ええ、画像は張本人です。
2年ほど前の写真なんで、今はもっと髪が伸びています。
風邪をひいてマスクをしただけなので、変装ではありません。
著者の森達也さんと同世代です。
いい本ですね。
知り合いの若者たちに勧めたいと思っています。
by 幻泉館主人 (2005-11-21 17:23)
なんと!変装ではないのですね。
フフフ。
私も記事を書いたのでTBさせていただきま~す。
by mokekek (2005-11-25 11:21)